早速ルールを破ってしまった。
昨日更新した「目標」で書いたお酒は一日3杯までというルールだ。今日大学時代の友人と飲んだのだが、一件目でビール2杯、二件目で二人で日本酒3合、三件目は友人と別れた後に中華料理屋でレモンサワーを1杯、と昨日の今日だというのにあっさり3杯を超えてしまった。
自分への戒めというわけではないが、酔った勢いで今日飲んだ友人のことを書いてみようと思う。明日になって読み返したら、恥ずかしくて死にたくなるかもしれないが、酔った時にしか言葉にできないこともあるはずだ。
彼との出会いは大学の同じ学科だったことがきっかけだった。
入学してすぐにある新入生歓迎会的なものではあまり話をした記憶はなく、お互い違うグルーブに所属していた。何となくグループができ始めた後、夏前にあった野外実習の授業で話してみたら、お互いスピッツが好きなことがわかり意気投合した。彼は僕にスピッツのインディーズ時代のCDを貸し、僕は彼をスピッツのライブに誘った。
彼と僕の共通の話題は音楽が多かった。僕は彼から、斉藤和義、ユニコーン、みんなのうた(sakusaku)のCDを借り、僕も彼にいろいろなCDを貸した。ライブにも二人でよくいった。一番印象に残っているのが、所沢の航空公園で行われたフェスで買ったトッポギがまず過ぎて、全部食べずに捨てたことだ。食べ物の好き嫌い話をする際に、僕はいまだにこのエピソードを話す。
大学を卒業してからも彼とは年に3,4回ほど定期的にあって飲んだ。お互いの近況報告や気になっている女の子のことを話した。僕が大学時代からずっと可愛いと思っていた女の子と彼がデートすることになり謝られたこともあった(結果、彼はフラれたが・・・)
一番の思い出は大学卒業後の24、25歳くらいの時に二人で京都に旅行いったことだ。地元民御用達の銭湯に行き、大衆居酒屋で飲み、安いドミトリーの部屋に二人で泊り、くるりのライブ(京都音博)を観た。銭湯、居酒屋、安旅館というこの旅行のコースは、今も僕の好きな旅行の原点だ。
そんな彼も一昨年結婚した。そして、今年の4月から転職し、日本の僻地に単身赴任になることを今日聞いた。これは彼が夢のために選択したものだが、単身赴任なることがわかったときに相当悩んだと言っていた。しかし、それを彼の夢をだとわかっている奥さんは彼を後押しした。何と素晴らしい夫婦だ。
僕は彼のことを親友だと思っている。が、今日この話を聞いて、少し嫉妬をしてしまった部分もある。未来のことが真っ白な僕に対して、今まで積み重ねてきたものと、将来のビジョンがあり、自分のことを理解してくれる人が隣にいる彼。
しかしそれでも彼に幸せになってほしいと心から思うのは本当の気持ちだ。嘘ではない。彼はどう思っているいるかわからないが、彼は僕の親友だ。
今日の話の中で、彼が単身赴任で一人暮らしをするにあたってレコードを買おうと思っているという話をした。なので、僕は昨日買ったばかりのレコードプレイヤー(GP-3、スピッツのロビンソンのジャケットのやつ)をあげることにした。それと一緒にレコードもいくつかあげようと思う。彼の好きなスピッツの『ハチミツ』に奥田民生の『FAIL BOX』、後は何にしよう。
これからは今までのような頻度では会えなくなるかもしれないが、この先も彼と変わらず会えるように僕も僕の人生を歩んでいきたい。