再開

このブログを始めたのが、2020年1月4日。最後に書いた記事が、2020年2月14日。書いた記事数が6本。約4年程度サボってしまった。

当時はコロナ禍が始まったところであり、これまでの生活が変わっていく中でブログを更新するどころではなかった(のかもしれない。今となっては覚えていない。)。

一番最初の記事をみると「無理せず続けて、年末にこのブログにより「そういえば今年はこんなことがあったな」と思い返せたらとても嬉しい。」とある。コロナ禍こそ一人でどうでもいいことを考えている時間が多かったため、今思えば日記のようなものを残しておけばよかったと思う。緊急事態宣言中など膨大な時間があったが、何をして過ごしていたかほとんど覚えていない。

当初のブログの目的は達成できていないが、それでもごく稀に6本の記事を読み、感傷的になることがあった。

この4年間、コロナだけでなく自分の生活においてもいろいろことがあった。当時は人生で一番悩んでいた時期だったかもしれないが、今はようやく落ち着いてきた。なので、このタイミングでブログを再開する。

始めた時と同じで、自分の好きなもの(ほとんど当時変わらず)を中心に日々の生活のことを記録する。

 

とりあえず去年最後に読んだ本の感想を書いて、再開一本目は終わろう。

◾️「きみは誤解している」佐藤正午

競輪をテーマにした短編集。佐藤正午は一番好きな作家であり、ほぼ全て作品を読んでいるが、この小説は自分に馴染みのない競輪がテーマのため、まだ読んでいなかったことに気づき手に取った。

これまで買っておきながら、読まなかったことを後悔するほど面白かった。競輪を軸としながらも、描かれているのはギャンブルをする人とその周りの人々の人間模様。佐藤正午の小説は、「選択」をすること(またはしないこと)がキーワードだと考えているが、これとギャンブルとの相性がいいのかもしれない。また、本人による付録、編集者・作家のファンによる解説が、いかにも佐藤正午で堪らない。食わず嫌いせず、競輪のエッセイ「side B」も今度読んでみよう。

 

やはり文章を書くのは難しい。

なるべく続けられるように、あまり拘らず更新していこう。